オフロードレース用に製作したプロトタイプマシン。
ベースシャーシーは持たないフルパイプフレーム構造から、市販車改造とは別次元の性能を発揮するモンスターマシン。
フロントエンジン・リア駆動の2WDマシンです。
もちろん製作は、フレームワークからサスペンション、エンジン、配線、FRPカウル、ペイントと、すべてラ・ノーズで行ないました。
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フロントサスは長いアームスパンからロングストロークを発生する独立サス。
独自のジオメトリー設定により、ロングストロークながらバンプステア0で設定されている。 -
リアサスはサファリホーシングを使ったアッパーAアームタイプの3リンクサス。
トラクション重視のリンク配置に設計されていてソフト&ロングストロークな設定によりパワーオン時にはリアを沈めて加速する。 -
リアオーバーハング部に搭載される容量90Lの燃料タンク。
ポンプはSARD製をインタンク式に搭載し、安定した燃料供給を行なう。 -
シングルシートで設計されたコクピットは、レース中に視認できる必要最小限のメーターを備える。
シートはオフロードレースの必需品ウルトラシート。 -
フロントサスもリアサスもコイルオーバーショックにKING3.0バイパスショックの組み合わせ。
サスの設定はソフト&ロングストロークで吸収力とトラクションを両立させたセッティング。 -
搭載されるエンジンは、日産シルビアS14に搭載されているSR20DET。
これにトルク重視のチューニングを施しオフロードレース用の特性を与える。 -
カウルを外したリアセクションを見るとパイプフレーム構造がよく分かる。
また車高が極力低く設計されているのもこのマシンの特徴。 -
操舵システムはHOWEのパワーラックを使用。
路面からの入力はすべてパワーピストンが吸収してくれるのでキックバックは皆無。 -
フロントサスのレイアウトは、ジオメトリーと巨大なショックスペース確保のため非常に凝った形状。
操縦性と抜群の衝撃吸収性を併せ持つ。 -
クーリングシステムはGT-R用のアルミラジエターを加工して搭載。これにサブタンクとサブラジエターも備える。
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カウルを取り外すとパイプフレーム構造が分かる。ベースシャーシーは無く、すべてパイプによるスペースフレーム構造となっている。
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マシンビルダー&ドライバーのRA-NO'S 代表 浦野雅樹(通称 浦野アニキ)。